小さい頃のヒーローは雪でした。
途方に暮れた世界を
これほどまでに変えてしまえるものなど私は知りません。
まっしろな雪は、まっしろな音を運んでくれます。
静かすぎる音は、混濁した景色を沈めてくれます。
まるで何もかもが嘘のように。
まるでシルクハットから出てくる真白のうさぎのように。
こんこんと降り積もった雪は新しい朝を連れてやってきます。
ほんのひと時だとしても、それは確実に世界を変えてしまうのです。
よく聴いていた “しんしんしん” という歌を思い出しました。
《まちに降る雪なんか汚れて当たり前という
そんな馬鹿な 誰がよごした 誰がよごした》
ひろしまは、昨夜から雪が降り積もりました。
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