2012年9月28日金曜日

無題

ホームベージを作り、通信販売を始めて数週間、おかげさまでぼつぼつと
ネットからの注文も入りつつあります。パンの行き先の土地のことに少しだけ
思いを馳せちゃったりしながら、旅の空を見上げちゃったりしてます。(旅をしている
ようだの意)パン屋をはじめて間もない若輩者の僕たちのパンをわざわざ取り寄せてまで買ってくれ、本当に感謝です。

先日は友人のカメラマンのタビイくんが素敵な写真をとってくれました。同世代でがんばっている彼にはとてもいい影響を受けています。tumblrに少しだけ写真をupしてくれています。




2012年9月23日日曜日

このお店の顔!といえば、炎天下でも冷たい風の吹く日でも、はたまた大雨にも関わらず、じっと一点をみつめ続けているドリアン人形さんであります。
そしてもうひとつは私たちがお店をお借りしている初夏からぐんぐん成長して、
今では立派な実をつけている葡萄たち。
暑い日には日除けになり、さらさらと風にそよぐ様は倦怠な午後でさえも気持ちを軽くしてくれます。

ご来店くださる多くのお客様にも“ 葡萄がいいねぇ ”とお褒めのことばを頂きます。
この葡萄は、ドリアンさんがずっと大切に育てられており可愛らしい実をつけては
皆さんに愛されている秋の風物詩であるのです。
最近では夕方から夜にかけて、虫の音もいっそう力強くなるばかり。
日中の日差しはまだ強いですが、いよいよ秋がもうそこまで来ています。

この葡萄をつかった石窯パンを召し上がれ!
と良いたいところですが、パンに使ってしまうとすぐになくなるので
この葡萄はこっそりプチプチ味わっているだけにしております。
これからの季節にぴったりの “ カレンズ(小粒のレーズン)とくるみのカンパーニュ ” や、
“ いちじくとレーズンのカンパーニュ ”、 “ ぶどう食パン ” を取り揃えております。
また、カレンズとくるみのカンパーニュは
9月25日(火)16:50 〜、ホームテレビ『 Jステーション』さんで取り上げていただいておりますので、よろしかったらご覧になってくださいませ。

秋の実りに感謝!


2012年9月20日木曜日

無題

ドリアン田村さんがフランスに旅立たれました。さみしいです。
思えば3月、緊張しながらお店の見学に来たときから、田村さんはいつも
独特のムードのトークでぼくらを和ませてくれました。

田村さんに会えたことだけでも、このお店を借りる意義があったように
思います。彼から直接、天然酵母の話やモンゴルの話、原発や地球温暖化の
話を聞くことが出来たのは、僕の人生にとってとても有意義なものでした。

堀越のこの場所にくればいつも、固くてうまいパンが食べられる
ということを、広島のみなさんに忘れられないよう、毎日毎日石窯でパンを
焼くことが一番の恩返しだと思います。田村さんがパワーアップして帰って
くるまで、一生懸命パンを焼きますので、みなさんどうかよろしくお願いします。



2012年9月19日水曜日

ここから、そこから

朝夕と空気もひんやりしてきました。
まだ日差しはジリジリすることもありますが、空気がつめたいとそれだけで秋の予感がします。
日課の薪割りも、だいぶ楽になってきました。

いい季節です。

秋というのは、夏の間の停滞した細胞たちがフツフツと意欲的に湧き上がるように
感じられます。
いつにもまして読書も進むし、美味しいものも収穫時期だし、
気持ちよくお散歩したりサイクリングしたり。
考えるだけで、鼻歌まじりに身体も軽くなります。

そんな今日は、ふとお店に置いていた昔から大好きな絵本をぱらぱらと開いていました。
いわむらかずおさんの “14ひきのあさごはん”
私たち夫婦は、小さい頃にこの絵本のシリーズが大好きで
未だによくこの絵本の話が会話にでてきます。
このお店を始める前から、こんな生活がしたいねーと笑って話していたのです。
それは、まさか自分たちが薪を割って石窯でパンを焼くなんて思ってもいなかった時のこと。
ネズミ顔の私ですが、少しずつ14ひきの生活にも近づいていけているのでしょうか。

きょうも石窯でパンを焼いております!
どんぐりパンは残念ながらありませんので、ご了承くださいませ。





2012年9月12日水曜日

パン屋の休日

毎週火曜は定休日でお休みをいただいておるPano Organikaです。
しかし、自家製天然酵母を使用しております故に次の日の仕込みやら、
溜まった洗濯物やら銀行やら…休日とはいえ慌ただしく過ぎ去って行くのが現状です。

さてはて。
しかしながら、先日のお休みはかなりの充実度でリフレッシュしてきました。
アムステルダムに在住していた友だちがインドへ就職のため、
ビザの関係で一時帰国しております。
そこで久々に数人で美味しいごはんを皆で食べて、
さらに一泊してから次の日は吉和の方へドライブへ行ってきました。
私は初めて行ったのですが、緑に囲まれた場所で川の流れに耳を澄ませてのんびりとできる素敵なところでした。
自然の中で、たいせつな友だちと時間を共有できることに感謝でいっぱいになり帰り道は夕暮れと共に哀しくなるくらいです。

わいわいとみんなで鍋を囲んで大笑いするのも、ゆったりと朝ごはんを食べるのも、
なんでもない他愛な会話も、本当になんだか切なくなるくらいに楽しかったのです。



2012年9月8日土曜日

パンとポエジー

僕はパンを作りはじめたころからパンにポエジーを感じていて、
パンをモチーフにした詩や、小説にも好きなものが多いです。
特に好きなのはレイモンド・カーヴァーの「ささやかだけど役に立つこと」
という短編集に入っている同じタイトルの作品です。重い話ですが、
絶望の中に一筋の光を見出すことや、どんな状況においてもどこかに救済
があるということを教えてくれたような気がします。

パンはシンプルな食べ物で、おいしいことはもちろん大事ですが、
それだけじゃなく、どこか心が温かくなるような、そんななにかを
内包しているべきだと思います。そんなパンをいつか焼けたらいいなと思います。

夕方の仕込みをしながらそんなことを考えていました、時間があるときに
いろいろパンモチーフの詩や小説を紹介していけたらと思いました。
次はいつになるかわかりませんが、大好きな歌集「パン屋のパンセ」を
紹介出来たらと思います。

ホームーページも無事誕生日を迎えたうちの奥さんががんばって作って
くれました。少しづつ充実させていこうと思うので、是非ご覧になってみて
ください。

www.pano-organika.net


2012年9月6日木曜日

遠い場所でもこんにちは

ようやく!!!
通信販売ができるようになりました。
こっそりHPを製作中だったのですが、思いのほか手間取ることも多く時間がかかってしまってすみませんでした。
特に関東方面の方から電話でのお問い合わせを受けることも多く、なんとか早く公開できるようにと進めてきました。

インターネットとは不思議なもので、このヒロシマの地から遠い場所の食卓にも私たちのパンが並ぶことができるのです。
パンはガタゴト揺られて、まるで旅に出るようです。
イスタンブール…までは行かないでしょうが、どこか遠い誰かの暮らしの中のお皿の上に、
こっそりとちょこんといることは可能になりました。
そんな時は、どうか可愛がってやってくださいな。

かしこ。

http://www.pano-organika.net



2012年9月3日月曜日

石窯ガトーショコラ

なんとも贅沢なことに、ベッカライ・アインさんが私が誕生日だったためにガトーショコラを作ってくださいました!
石窯で焼き、外はカリッとして中はしっとり。
うわーん!美味しい!!!
(ちなみに商品化はしてないです。すみません!)

ただでさえお忙しいのに、わざわざ作っていただいて本当に嬉しかったです。
アインさんはいつもクールにさらっと優しくて、いつもお世話になりっぱなしです。
本当にありがとうございます。


私事ですが今までとは違う環境になり、こうやって縁があってこのお店で誕生日を迎えられてこれから先、とてもワクワクしています。

1年という限られた期間なので、思いっきり楽しんで精一杯がんばりたいなと改めて思いました。

よしっ!




2012年9月2日日曜日

すてきなお花はどこからやって来た?

去年のこの日は、確か台風前のせいか天気が荒れていたように思います。
それでもまだまだ暑さが残っていて、ぐったりとしていた記憶もあります。
今年は例年より早く?涼しい空気が訪れて、朝夕はひんやりとして肌寒いくらいです。
私は、毎年夏の終わりから秋がひゅうぅ〜っとやって来るこの季節が大好きなのです。

そんな本日。
不意打ちで、びっくりサプライズのお花がFRAGILEさんから届きました!
それも真横にいた旦那さんからだったので、状況が読み込めずぽかーんとしてしまいましたが。
いつも忙しく働いているので、まさかこんな準備がされているとは思ってもおらずビックリでした。ほんとうにありがとうございます。
朝から、ドリアンさんやFRAGILEさんご夫妻にも一緒にバースディソングを歌ってもらって嬉しかったです。
そして午後には、お義母さんと妹さんもわざわざ来ていただいて可愛いお花までいただきました!嬉しい〜!

お花をいただくと本当に笑顔でいっぱいになります。
その時だけ、その花だけの美しさが満開できらきらして、いつも元気をもらえます。
植物は特に、生きるエネルギーに溢れています。元気な小麦や野菜や、ワインにも!
美味しいや美しいってきっとそういうものなんだろうなと、そんな気がしています。
いつもありがとう、とか楽しかったね、とか、そんなことばにもこっそり含まれているんだろうなと、今日はひとつ学びました。

歳を経るとは、幸せなこと。


2012年9月1日土曜日

カンパーニュはどこへいった?

置いてけぼりのカンパーニュ

ひとりぼっちのカンパーニュ

旅に出よう、どこか遠くへ

失うものはなにもない

きっと楽しいことが待ってるはずさ

どこへゆこう

イスタンブール

ブエノスアイレス

タヒチ

上海

プラハ

ストックホルム

ニューヨーク

ホーチミン

フンザ

平和な世界になりますように