2014年7月26日土曜日

日々

前回のブログの写真は一番上がストラスブールの大聖堂で、それから下はすべてリクヴィルというアルザスワイン街道沿いの村です。

フランスの雰囲気に飲まれてるだけかもしれないのですが、こちらに来てからほぼ毎日ワインを飲むようになりました。スーパーで3ユーロとかのワインでも、おいしいです。よく飲んでるのはやはりアルザスワインでピノノワールやらピノグリやらリースリングやら、日本にいるときはさっぱりだったぶどうの品種もなんとなくわかってきました。

ワインの種類は無数にあり、高いのを買うとやっぱりそれなりのおいしさがあり、ワイン好きの人の気持ちがちょっと分かりました。家計を圧迫するのでワインはほどほどにしようと思っていますが。

同じようにチーズも種類は無数にあり、このへんだとマンステールを作ってる村が近く、どこのスーパーにも置いてあります。日本にいるときはあまり匂いのきついチーズは好きでなかったのですが、最近ではたまらん感じになってきました。旨味が過剰で味の素かなにか入れてるのかな、なんて疑ってしまうほどです。発酵の生み出す旨味というのは計り知れないものなんだなと思いました。

食文化を大切にしてきた国と、そうでない国の現状はそれなりの差になってしまっているように思います。でも、日本でもがんばって美味しいものを作ろうとしている人が沢山いることを知っているので、夢ばっかり見ます。


2014年7月23日水曜日

日々

ネットが繋がらないうちに、フランスに来てなにもかもがめずらしいという時期は過ぎて、今は普通の日々を暮らしているという感じです。週5日仕事にいって、休みの日はのんびりしたり、列車でどこかに小旅行したりという感じです。この辺りはドイツとの国境にとても近く、古くからドイツ領になったりフランス領になったりを繰り返してきたそうで、もしかしたらフランス的な街ではないのかもしれません。(というのも、ぼくたちはまだパリとアルザス地方しかいったことないので、比較のしようがありません)ドイツにも行ったことがないので、もしかしたら、たぶん国境をまたいでも同じような雰囲気なんだろうと思います。僕たちの住んでいる村でも、お年寄りの中にはフランス語が話せず、アルザス語しか話せない人もいるそうです。アルザス語はドイツ語に近いそうです。食べ物の名前だけとっても、フランス語の名前とドイツ語の名前があって面白いです。タルトフランベとフラムクーヘン、シュークルートとザワークラウト。いろいろ写真載せます。















































2014年7月20日日曜日

村より

ご無沙汰しております。
もう長い間ネットが通じない環境だったのですが、先日ようやくできるようになりましたので少しだけ近況報告を。

私たちの住むこの小さな町はおよそほとんどなにもなく、
パン屋とTabacというタバコや雑誌を置く雑多な店が1軒ずつ、
あとは薬局と郵便局、それから心もとない唯一の小さなスーパーは改装工事のため1ヶ月閉店し、
町の端っこにある不確かな駅は券売機もないそんなところに住んでいます。
しかしこんな小さなおおよそはなにもない町でも、暮らしてみるとたくさんのことがあります。
盆栽好きの親切な大家さんに出会ったり、早朝にぽっかり浮かぶ気球を窓から眺めたり、
決まって陽が落ちるころ原っぱで一人遊びにくる猫を横目に夕食をとったり、
優しい郵便局の受付のひとに出会ってフランス語をがんばったり、散歩していたら図書館があったりと、
人がいるところ何かは必ずあり、そしてそのなにかに救われていくものです。
そんなことを感じながらあっという間に2ヶ月が過ぎていきました。

皆さん、お元気にされていますでしょうか。