2014年11月1日土曜日

夏は終われど楽しむのがフランス

美しく短いヨーロッパの夏も終わり、ここアルザスは厚い雲に覆われています。
日本のような秋晴れは残念ながら期待できませんが、それでも時折気が向いたように差し込む陽だまりにほっとします。
さて、先日は小麦製粉会社の見学に参加させていただきました。
早朝に出発しアルザスから少し離れロレーヌ地方の工場まで連れて行っていただきました。
まずはプレゼンテーションが行われ、ビスキュイの生地をその場で焼いて頂いたりマフィンや甘いお菓子の試食。
その後、大量の商品が保管されている倉庫等を見学。
これからのクリスマスシーズンに向けて、シュトーレンに使われる粉などもありました。
世界各国たくさんの国へ出荷されている大きな会社なので、とにかく広く工場も幾つか見させていただきました。
私の聞き間違えでなければ、この会社はフランス・ドイツ両国の方の共同出資で設立された会社ということで、両国間で戦争などもあったため社名の綴りを変更する必要があったり...というような事情もあったそうです。

見学はアルザスのパン屋さん数件が集まり10名程度で行かせていただいたのですが、フォークリフトに乗せてもらったり、皆で記念撮影したり、帰りのワゴンではゴトゴト揺れる車内で皆揃って疲れてぐっすり寝ていたり...と一緒に見学していたフランス人の皆さんのわくわく楽しそうな様子も見ていてとても面白かったです。

人生楽しまなくちゃね、とパンとは少しズレますがそんなこともこっそり見学させて頂いたりする毎日であります。